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東京アーバンパーマカルチャー(TUP)の世界へようこそ!

このブログでは僕のワークショップ(WS)やイベントの告知をしています。
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東京からサステナブル(持続可能な/共生的)社会を育むための実験と実践を行っています。
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パーマカルチャー、非暴力コミュニケーション(NVC)、禅(マインドフルネス)、
システム思考、ユースのエンパワーメントなどが活動の軸です。
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よろしくお願いします。

次世代のためにも、一緒に平和で希望のもてる社会を創作していきましょう!

Saturday, July 29, 2017

"共感"と"同情"は違う。一番大切なのは「共感する心」

最近は、【共感】のやりとりをとても意識している
一時間以上ただただ共感したり、してもらったり
普通の人はそんな体験あまりしないだろうな〜って思ったり

共感は
TUPの生態系の核(ハート)になっている要素でもある

物理的になにも変えなくても
共感でほとんどの問題が解消されていくのが
魔法の様に感じることもある

結局、僕たちは理解されたり、
聞いてもらったり、
感謝してもらったり、
大事にされてもらいたいということが
多くの不満、怒り、悲しみの根源にあると思う

家族間も、恋愛も、仕事場も、
共感があるのとないので
別世界

そんな【共感】をより深く身に付けていくことが
僕の楽しい修行でもあるし
それをより多くの人に体験してもらって
世の中に拡げてもらうことが
僕の共生革命のミッションでもある

そういう理由で、
せっせとNVC(共感コミュニケーション)の
ワークショップ を日本や世界中で開催したり
社会を変えたい日本人向けに
6日間のディープな合宿をNVC仲間とやってきた

体感から共感を理解して
身につけることが一番意味があると思うから
これからはどう共感のムーブメントを
育てていくか試行錯誤中

みんなも共感の領域にお誘いしたい!
本当に最高だよ!

ただ、体と心一つでどう質の高い
共感をより多くの人にシェアするかがまだ思いつかない。

でも、僕が好きな共感をテーマとしたyoutubeに
日本語の記事が書かれていたので
(しかも学生ライター!)
紹介したい
英語が分かればなお最高

(この記事のSlackとかFlickrのアピールがちょっと僕としては微妙な感じもする。有名会社がやっているから良いって思って欲しくない。マインドフルネスもGoogleがやっているって、ついつい売り込む自分もたまにいるけど、なにか違和感を感じる。分かるかなこの違和感。)


以下はco-mediaというウェブサイトにMoe Miuraさんが投稿したもの
Check it out!


共感は人の命を救う

そして、暴力を愛に変えるパワーがある


***************


SlackのCEOであり、FlickrのCo-founderであるStewart Butterfield氏が、彼の会社の中で一番大切にしていることについて語りました。

彼の会社の中で一番大切にしていることは「共感する心」(empathy)だそう。 会社の中での「共感する心」が彼の会社をスムーズに運営させ、成功に導いているのだと言います。
しかし、「共感する心」というのを実際に理解するのは難しいですよね。

Brene Brownという教授のお話とフリーランスでイラストレーターをしているkaty davisという二人によってつくられたempathy(共感)とsymphathy(同情)についてのビデオでは、共感というものは4つの特質があり、更に共感と言うのは「人とともに感じるもの」だということを学ぶことができます。

そこで今回は、SlackやFlickrというような大企業でも大切にされている「共感をもつこと」について紹介しているビデオについて見ていきたいと思います。


まず始めにビデオが問うのは「共感」と「同情」の違い。

そして、共感というのはコネクション、つまり人との繋がりを強めるものであり、同情というのはコネクションを逆に散らばらせてしまうものだといいます。

テレサ・ウィリアムス博士という学者が共感について深く調べ上げ、共感というものには4つの特質があることに気が付いたそうです。

ビデオの中で、それを分かり易く物語に沿って紹介してくれています。 このビデオの中に出てくる登場人物は3人。 クマとキツネとシカです。

キツネが悲しんでいるときにクマとシカがとる行動をよく見ていてくださいね。
まず一つ目の特質は、「他人の視野を理解すること」。「相手が辛いときに自分も同じ視野から物事を見ることができること」。

そして、「それを本当だと信じて理解してあげること」。

更に、「何を聞いてもそれでその人を判断せず、話をしっかり聞いてあげること」。

最後に、「他人の感情を理解した上でコミュニケーションがとれること」。

つまり自分の経験や視野だけで判断せず、しっかり他人の立場に立って考えることが大切だということですね。

そして物語は進んでいきます。 キツネが暗い穴に落ちてしまい、泣きながら悩んでいます。

そこにクマが下りてきて、「どんな気持ちか分かるよ」と一緒に悩んであげます。

その一方で、穴の上から「最悪な気分だよね」と見下ろして言ってくるシカ。

この2つのキャラクターがまさに「共感」と「同情」を表しているのです。

そして穴に落ちたキツネが暗い気分でいるのと同時に、穴の中で悲しい気持ちを理解するクマ。 そこでウィリアム博士は「共感するというのは“選択”である」と言います。自分が人と歩み寄ろう、関わろうと思った時に自ら選んでする行動なのだ、と紹介しています。

特に、誰かが辛い経験をしたときは「共感」と「同感」をよく考えて使うことが大切です。

キツネが「結婚生活が破たんしそうだ」と言った時に「せめて結婚できたのだから」というシカ。これがつまり同情なのです。

しかし、共感することができるクマはその気持ち(悲しさ、悔しさ)を理解して、キツネの立場から物事を考えようとしています。

こういった難しい会話の時に「共感」して人との関係を築くことこそが大切なことだといいます。

人との繋がりとは簡単に作れるものではありません。それは友達と友達の間でも、バイト先でも、仕事先でも同じことです。

確かに、特に仕事場では仕事をするだけだから人間関係なんて別に良いじゃないか!と思う人もいるかもしれません。

しかし、グループで仕事をする以上は人間関係と言うのは必ず仕事にも影響するものです。

そんな「人との繋がり」を築きあげていくものの中で大切なものの一つがこの「共感する心」。これで友達や家族の関係だけでなく、職場やサークルなどの関係を良い方向に築いていけたらいいですね。

(参考: This powerful 3-minute video perfectly captures the difference between sympathy and empathy)